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2011年7月13日 (水)

空飛ぶ絨毯 episode2

彼のギャラリーは見る感じちゃんとした店で置いてある商品はどれも高価そうな感じだ。
店に入りチャイをごちそうになりながらたわいもない会話をしていた。「どこから来たのか」「これからどこに行くのか」「宿はみつかったか」。そして話しは次第に「日本人の観光客がこの店によく来る」「トルコの絨毯のことは知っているか」といった商売の話しへ。
そんな商売の会話になった頃に一人の紳士が店にやってきた。
お客さんが来たのかな、と思ったがそんな感じではない。店主の彼と顔見知りな感じだ。もしかしてこれは作戦で、2人して僕を騙すためにやってきた助っ人か、などと思い身構えた。


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その紳士はポルトガルからやってきた旅行客で、先日この店で絨毯を4枚買ったそうだ。絨毯を買ってからは毎日この店の前を通る時には顔をだしているらしい。
店主と紳士と僕とで会話をしていたら話がトルコの酒「ラク」のことへ。
「ビールやお酒は好きか?」との質問に「好きだ」と答えたら「一杯飲んでいけ」と・・・「トルコ人のホスピタリティーだ」と・・・
もし薬か何か入っていたら・・・もしそれがすごく強いお酒で酔ってしまったら・・・これも計画のうちか・・・などと思い断っていたら、「トルコ人のホスピタリティー」だと瞬く間に目の前にラクがきた。 
もちろんバーで出会った人や外で出会った人から進められた飲み物は断固として断るが、ここは店だしもし何かあっても場所と人物は分かっているし、相手も下手には何もできないだろうなどと思い・・・それにラクも気になるし・・・と、様子を伺いながら少量づつたしなんでいった。
時折絨毯の話しになるが無理に売ってくる気配もなく、あくまでもフレンドリーな感じで時間が流れていった。
そしてその流れのまま、紳士が泊まっているホテルのレストランに夕食を食べに行こうとなった。
ラクのアルコールよりも警戒心が勝っているので酔ってはおらず、それに紳士はまったくこの店とは関係がない、と自分の中で断言できたので一緒に行くことにした。

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辿り着いたホテルは一泊一万円以上する、この辺りでは高級なホテルだ。貧乏旅行者の僕には到底泊まることのできない場所。その最上階の夜景が見えるレストランで、ビールとちょっとした食事をしながら商売とはまったく関係のない会話を楽しんだ。そしてこの日の夕食代は絨毯屋の店主のおごり。
イスタンブールの初日の夜は店主と紳士のおかげで楽しい一時を過ごせた。そしてこの人は僕に対して商売っ気のない人なのかも、と思い始めていた。
しかしこのレストランで店主のカバンに銃が入ってるのを知った。実弾入り・・・・イスタンブールは治安が悪いところがあるらしいが・・・

何者なのだこの人は!!!!!!!!!

彼の正体は謎のまま、初日は過ぎていったのだった。


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 つづく


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コメント

つ、続くなあ。

投稿: きょんおん | 2011年7月16日 (土) 16時42分

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