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2011年7月22日 (金)

空飛ぶ絨毯 episode3

あくる日、昼食に誘われていたが行けなかったので、夕方に再び顔を出しに店に向かった。
この日に店主の息子がバカンスから戻ってきたようだ。
初対面のその息子ともすぐに仲良くなった。自分がいかにプレイボーイかといった話しにはうんざりしたが・・・
今日一緒に昼食を食べることができなかったので明日の昼に一緒に食べようと、必ず店に来いというような感じで念を押され、この日は店を後にした。


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次の日の約束の時間に店に行き、みんなで一緒に食べるのかと思ったら、店に届いた食べ物は僕の分だけ・・・
なぜだと質問すると「私達はダイエットをしないといけない」と、親子共々・・・大きなお腹を見せて・・・笑って・・・ごまかした・・・
うたがりつつも完食。
食後のチャイを飲んでいる時にまた一人トルコ人が現れた。
彼がこの店に来た理由はわからない。ここの親子とは知り合いのようだ。
始めはその男と僕は英語で会話をしていたが、次第に会話の言語が日本語に。その男は日本語が堪能だった。
ほんとかどうかはわからないが、どうやら何度も絨毯の展示会で日本に行き来しているようだ。
その男は日本のことをこの店の親子以上に知っており、日本語も堪能で・・・仲良くなるのに時間はかからなかった。
そして会話の流れで、夕方にその男と息子と僕とでトルコのジムに行くことになった。


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訪れたジムは高級ホテルの地下のジム。ジムの他に小さいながらもプール、サウナ、ハマム(トルコ風呂)といった施設がある場所だった。その男はここの会員で、ほぼ毎日来ている常連さんのようだ。
ジムとサウナで汗をかき、プールとハマムでクールダウン。とても気持ちのいい脱力感。
プールサイドのベンチでそんな脱力感のなか、その男と会話しているとより一層お互いの距離が近くなった気がする。
トルコのこと、日本のこと、世間話。そして絨毯のこと・・・・その男はこんなことを言い出した。
「絨毯には色々な物語があります。昔の絨毯は色々な思いを込めて織られているのです。あそこの絨毯屋の店主も、とても悲しい物語の絨毯を持っています。その話しを聞いた時、私は泣いてしまいました・・・その話しが知りたかったら店主に聞いてみてください。店主のほうからは絶対に言いませんから。僕はその絨毯が欲しかったですが買えません。その絨毯は彼にとって大切な人が買うべきです。」
・・・「ふーん」と流した。
「明日私が色々な絨毯の柄の意味や物語を教えてあげます。とても面白いです。トルコにきたらトルコの文化を勉強するべきです。トルコの文化は絨毯です。」
・・・「ふーん」と再び受け流した。先行きが怪しくなってきたと感じていた。

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心地よい脱力感のまま、イスタンブールの夜道を歩いて店に戻った。
そして店主のあたたかいお迎え。
チャイを飲みながら少し会話をして、今日は遅いから明日みんなで飲もうという約束をし店を後にした。

「明日が勝負だな」

そう思えた・・・


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つづく

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コメント

出た。続く 笑

あっ、今、谷が来ました。

投稿: KEITA | 2011年7月22日 (金) 13時14分

続いちゃうの!?きになるぅーー。。

投稿: ホピョン | 2011年7月22日 (金) 20時38分

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